和中庵 見学

2019年11月27日(水)

みなさん こんにちは。山田です。

 

今回は、前回投稿した「霊鑑寺」のほど近くにあります

「和中庵」のお話です。

「和中庵」は、人工絹糸で財をなした近江商人、藤井彦四郎の邸宅を

ノートルダム教育修道女会が修道院として利用し、

その後ノートルダム女学院中学高等学校に移管されたものです。

 

まず外観からしてかなり和洋折衷です。

スパニッシュな瓦や窓に、和風の玄関庇や左官仕事。

玄関入ってすぐアーチがあり、狛犬が「あ うん」と言っています。

なんとも不思議。

 

↓こちらはかつて校長先生と保護者の面談に使われていた部屋。

床が美しい組子になっています!

最初カーペットが敷かれているのかと思いました。

 

ふんだんに大理石が使われた階段室。

近江商人の財力のすごさたるや…。

2階にあがり、

ミサなどが行われていたホール。

これでも建設当初よりは簡素に作り替えているそうです。

こちらの床も組子です。

階段室から渡り廊下で洋館から奥座敷(客殿)へ行くことができます。

↓渡り廊下から客殿を見る。

客殿には広いお座敷が!

広い庭を眺めることができます。

 

床の間などのディテールも珍しいものばかりでした。

 

 

まさに和洋折衷の、大変興味深い建築でした!

 

山田