みなさん こんにちは。山田です。
今回は、前回投稿した「霊鑑寺」のほど近くにあります
「和中庵」のお話です。
「和中庵」は、人工絹糸で財をなした近江商人、藤井彦四郎の邸宅を
ノートルダム教育修道女会が修道院として利用し、
その後ノートルダム女学院中学高等学校に移管されたものです。
まず外観からしてかなり和洋折衷です。
スパニッシュな瓦や窓に、和風の玄関庇や左官仕事。
玄関入ってすぐアーチがあり、狛犬が「あ うん」と言っています。
なんとも不思議。
↓こちらはかつて校長先生と保護者の面談に使われていた部屋。
床が美しい組子になっています!
最初カーペットが敷かれているのかと思いました。
ふんだんに大理石が使われた階段室。
近江商人の財力のすごさたるや…。
2階にあがり、
ミサなどが行われていたホール。
これでも建設当初よりは簡素に作り替えているそうです。
こちらの床も組子です。
階段室から渡り廊下で洋館から奥座敷(客殿)へ行くことができます。
↓渡り廊下から客殿を見る。
客殿には広いお座敷が!
広い庭を眺めることができます。
床の間などのディテールも珍しいものばかりでした。
まさに和洋折衷の、大変興味深い建築でした!
山田