みなさんこんにちは。佐伯です。
10月25日、26日の九州研修旅行のレポートです。
内容が盛りだくさんなので、前編後編に分けてお送りします。
朝6時にフェリーで新門司港に到着し、眠い目を擦りながらの1日目。
最終目的地・湯布院に向かって、北九州を反時計回りに巡る建築ツアーでした。
まずは太宰府天満宮から。
本殿の改修に伴って期間限定で建てられた仮殿を見に行きました。
本殿の前を覆うように屋上緑化されています。設計は藤本壮介氏。
2025年大阪万博のデザインプロデューサーも務められています。
ボリューミーな植栽が浮遊するような表現が、非日常を感じさせます。
参拝を終え、参道にあるお店へ向かいます。
太宰府参り名物・梅ヶ枝餅のお店「やす武」さんです。下川徹氏の設計。
ファサード壁の粗面が目を引きます。
赤みの木材、石、タイル、漆喰といった無垢の素材が力強くぶつかり合う、濃密な空間でした。
床タイルの曲面が艶やかでした。
毎月25日限定だという、よもぎ餅をいただくことができて、ラッキーでした!
太宰府を離れ、南へ。
こちらも下川徹氏が設計の、動物病院と2つの住居が併設された建築をちらりと拝見しました。
無垢の軒桁が弧を描く木架構に、RCの壁が挿入されているような見え方。
このRC壁は小叩き仕上げにしてはとても細かく上品な表情でした。
中庭に対して求心的で、とても伸びやかなプランでした。
再び移動し、「大原参道ビル」へ。
設計はまたまた下川徹氏です。
アパレルのセレクトショップで、半地下と高床の1階という高さ設定になっています。
RC格子梁や粗くはつり仕上げされている垂れ壁の量感、その合間から覗く植栽のみずみずしさが印象的な空間でした。
床のピンコロ石もいい表情です。
鉄骨の階段は軽やかな意匠。
福岡県を離れ、阿蘇スカイラインへ!
山の中腹にある、「レストラン北山」さんでランチでした。熊本名産の赤牛をいただけるレストランです。
私は赤牛100%のハンバーグをいただきました。とってもジューシーでおいしかったです~
さて、1日目の午後のお話は、後編に続きます!
気長にお待ちいただければ幸いです。
佐伯