九州研修旅行1日目(前編)

2023年11月09日(木)

みなさんこんにちは。佐伯です。

10月25日、26日の九州研修旅行のレポートです。

内容が盛りだくさんなので、前編後編に分けてお送りします。

 

朝6時にフェリーで新門司港に到着し、眠い目を擦りながらの1日目。

最終目的地・湯布院に向かって、北九州を反時計回りに巡る建築ツアーでした。

 

まずは太宰府天満宮から。

本殿の改修に伴って期間限定で建てられた仮殿を見に行きました。

本殿の前を覆うように屋上緑化されています。設計は藤本壮介氏。

2025年大阪万博のデザインプロデューサーも務められています。

ボリューミーな植栽が浮遊するような表現が、非日常を感じさせます。

参拝を終え、参道にあるお店へ向かいます。

太宰府参り名物・梅ヶ枝餅のお店「やす武」さんです。下川徹氏の設計。

ファサード壁の粗面が目を引きます。

赤みの木材、石、タイル、漆喰といった無垢の素材が力強くぶつかり合う、濃密な空間でした。

床タイルの曲面が艶やかでした。

毎月25日限定だという、よもぎ餅をいただくことができて、ラッキーでした!

太宰府を離れ、南へ。

こちらも下川徹氏が設計の、動物病院と2つの住居が併設された建築をちらりと拝見しました。

無垢の軒桁が弧を描く木架構に、RCの壁が挿入されているような見え方。

このRC壁は小叩き仕上げにしてはとても細かく上品な表情でした。

中庭に対して求心的で、とても伸びやかなプランでした。

再び移動し、「大原参道ビル」へ。

設計はまたまた下川徹氏です。

  

アパレルのセレクトショップで、半地下と高床の1階という高さ設定になっています。

RC格子梁や粗くはつり仕上げされている垂れ壁の量感、その合間から覗く植栽のみずみずしさが印象的な空間でした。

床のピンコロ石もいい表情です。

鉄骨の階段は軽やかな意匠。

 

福岡県を離れ、阿蘇スカイラインへ!

山の中腹にある、「レストラン北山」さんでランチでした。熊本名産の赤牛をいただけるレストランです。

私は赤牛100%のハンバーグをいただきました。とってもジューシーでおいしかったです~

さて、1日目の午後のお話は、後編に続きます!

気長にお待ちいただければ幸いです。

 

佐伯