学校という公共建築の性質上居住者が短期的に入れ替わるように,建築もまた安定して留まり続けるというよりむしろ人の動きや流れによって変化していく在り方を模索しました。整然と区分された四角い形ではなく,大きな広がりの中で未来を背負うひとつひとつの小さく多様な個が,個別性を保ったまま自由につながりひろがっていく未来志向の形です。居住者の意図に沿って自由に組み合わせ繋げられるフレキシビリティを有する「テトラ」や「台形」ををモチーフとして家具やサイン計画を行い,建築全体の統合を図りました。また,京都という地域性を表現するために,格子や庇,露地や敷石などの京町家における伝統的なモチーフを,寒暖差の激しい京都における人と自然との共生の知恵として積極的にデザインに取り入れました。
名称: | 西ノ京の語学学校 |
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所在地: | 京都府 |
URL: | https://www.isi-education.com/ja/location/#link2 |
用途: | 専修学校 / 語学学校 |
構造: | - |
規模: | - |
敷地面積: | - |
建築面積: | - |
延床面積: | 西棟:延べ面積 1665.32㎡ / 東棟:延べ面積 709.69㎡ |
竣工年: | 2018年 |
掲載誌: | |
設計: | プリヤデザイン一級建築士事務所 |
施工: | 株式会社 山庄 |
撮影: | 岡田 大次郎 |
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