西陣は歴史的な町並みが残る船岡山周辺に位置する町家の改修です。昭和建築特有の趣あるタイルやモルタル掻き落としの外壁仕上げはそのまま残し,新設の木製のガラス框戸によってレトロモダンな玄関を演出しています。内部は北欧テイストのさわやかな色を基調とし,紙クロスの絵柄や鍛鉄の建具金物などでアクセントを加えています。等ピッチで連続させた木製の壁面により,水回り〜待合〜施術室を緩やかに繋いでいます。メインとなる施術室では,レーザー加工を施したブラインドで間接照明を製作し,エステサロンとしての清潔さや快適性を表現しています。